重水素

重水素とトリチウム

『重水素とトリチウムの社会史』が発売に

『重水素とトリチウムの社会史 歴史を左右してきた水素のなかま』が発売になりました.アマゾンでお買い求めいただけます(Kindle版もあります).同書の「まえがき」と「目次」をこのウエブサイトで公開しています.書籍の内容を補足する記事や索引なども公開しています.
重水素とトリチウム

索引

『重水素とトリチウムの社会史 歴史を左右してきた水素のなかま』の,人名索引と事項索引です.ダウンロードし,プリントアウトしてご利用ください.
重水素とトリチウム

第二次大戦後の重水素を用いた研究の新たな展開

第二次大戦後のアメリカで,重水素を利用した科学研究が新たな展開を見せ始めた.質量分析計が開発されて重水に関する測定データが蓄積されていたこと,水爆開発との関係で重水の生産量が急増し,科学者も重水を大量に,安価に入手できるようになったからである.そして新たな研究の波は日本の研究者にも及んだ.
重水素とトリチウム

重水素がD,トリチウムがT と書かれるのはなぜか

重水素が Deuterium,三重水素(トリチウム)が Tritium と呼ばれるようになったのは,どうしてか.また,水素の同位体にだけ固有の名称,固有の記号があるのはなぜか(炭素14やウラン238など他の元素の同位体には特別の名称がない).これらの疑問に,重水素の存在が確認されてから数年間の化学者や物理学者たちの議論を通して答える.