さる7月2日、北海道大学で開催された「日本平和学会 2017年度春季研究大会」で、標記のタイトルで簡単な報告をした。学会の会員ではないのだが、歴史的な視点からの話題提供が欲しいと言われて、応じた次第である。
口頭発表だけで済ますつもりだったのだが、引き受けた後になって「事前にフルペーパーが欲しい」と言われ、書き始めたら、それなりの分量になってしまった。
会場での質問やその他の機会にいただいたコメントなどを踏まえて、その論考に若干の加筆と訂正を行ない、さらに補論を3つ加えて、筆を擱くことにした。
「日本学術会議の「2017年声明」を考える ― 歴史的視点から ―」
日本学術会議が3月に発表した「軍事的安全保障研究に関する声明」について、検討委員会の議事録なども丹念に読み、かつ1950年67年の声明との比較という視点も入れて検討したものである。
「こんな意見もあるんだぁ」とでも思って読んで頂ければ幸である。
2017年7月25日 追記
「日本学術会議の「2017年声明」を考える ― 歴史的視点から ―」を昨日このページで公開しましたが、本日、北海道大学の機関リポジトリHUSCAP に登録・公開してもらいました。今後は以下のサイトからダウンロードして下さい。