朝永振一郎

その他

「北大理学部の心意気」がウエブサイトに

北海道帝国大学理学部が1930年4月に開校して間もないころ、若き教官たちが自由闊達に活躍していた様子をいくつかのエピソードで描いた「理学部の心意気」。理学部広報誌『彩』の90周年特集号(2021年3月発行)に寄稿したものだが、このたび理学部のウエブサイトにも掲載された。 中谷宇吉郎や、朝永振一郎、W.クロル(外国人教師)、岡潔、堀内壽郎、鈴木醇、牧野佐二郎などが登場する、短い読み物である。 なお、...
重水素とトリチウム

レオ・シラードの人がら

1939年に「アインシュタインの手紙」を起草しマンハッタン計画にも参加したことで知られる物理学者のシラード.エピソードに満ちた人物であるが,彼の人がらをよく示すエピソードを書き留めておこう.
「軍事研究」の戦後史

南極観測隊の派遣と自衛隊(2)

2017年7月26日 追記本稿掲載後、新資料をいくつか発見・閲覧しました。それをもとに本稿に加筆と訂正を施し、拙論「日本学術会議の「2017年声明」を考える」に、補論3として収めました。 日本学術会議の1963年10月の総会(第40回総会)では、この年8月の、自衛隊が南極観測の輸送業務を担当するとした閣議決定が問題となった。 会長の朝永振一郎が会長報告の中で、輸送業務を自衛隊(防衛庁)に担当させる...