その他アムンゼンが札幌で、バチェラーとの会談を望んだわけは? 以前の記事に記したように、アムンゼンは札幌を訪れたときバチェラー家を訪問した。それは何故だったのだろうか。 イギリス人宣教師J.バチェラーが、日本を離れる1940年まで居住していた家。かつて札幌の北3条西7丁目にあったが、今は北大附属植物園内に移設されている。(筆者撮影) 当時の記録には、「バチェラー博士を訪いアイヌ人の話をきく」、「[アムンゼン]氏の発意からバチェラー氏を訪問、氏宅のアイヌと語り... 2022.06.18その他
福山甚之助と新聞「家庭」福山甚之助と池田林儀―アムンゼンの札幌講演が機縁か― 「家庭」紙の第40号と41号(発行は1929年7月と8月)に「新興ドイツの現状」と題する記事が載った。著者は報知新聞特派員の池田林儀しげのりである。 池田は「家庭」の主宰者 福山甚之助からの依頼を受けて原稿を執筆したのであろう。だとすれば、甚之助はこれより前に池田のことを知っていたはずである。 「家庭」氏の記事「新興ドイツの現状」の冒頭で、甚之助は池田についてこう紹介している。 池田林儀氏は、先年... 2022.06.12福山甚之助と新聞「家庭」